6月の予定です。

ティモールロロサエブレンドの価格が上がります。

長くお付き合いのあるルスラウ集落が昨年は不作で、新しい豆は、マウンレテ集落のウォッシュドにかわります。

☺︎kaffa佐渡

上旬からkaffa佐渡へ渡ります。

佐渡の小木で、コーヒーとお勧めの美味しい物をならべて、面白い物と犬と海と。 散策の合間のコーヒースタンド。

imaさんの豚まん冷凍保存から蒸します。15分ほどお待たせします。

17.18日ハローブックスhttps://instagram.com/hellobooks.sado?igshid=MzRlODBiNWFlZA==

何年かぶりの敷島公園松林で開催された本の森。 前回から2度目、やや強引に佐渡島のオケサドコーヒーおはるさんを誘う店主。佐渡から赤城山へ遥々おはるさんが参加の本の森コーヒーマルシェで、ハローブックス大使。

フリッツアートセンターは進化し続けていて、だけど変わらずの空気で、ゾクっとする凄さなのに、、、とても気持ちが良かったのでした。ありがとうございました。

5月の予定です。

☺︎出店

13日土曜日 the place COFFEE https://www.instagram.com/p/CrQJyoDvqPe/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

14日日曜日 動楽市https://instagram.com/dourakuichi?igshid=YmMyMTA2M2Y=

27.28日土、日曜日 本の森https://www.instagram.com/p/CrZ0Om1Pm83/?igshid=YmMyMTA2M2Y=https://www.instagram.com/p/CrZmEVrvm89/?igshid=YmMyMTA2M2Y=

☺︎kaffa吉祥寺

18.19日木、金曜日  テイクアウトでお弁当作ります。 kaffa吉祥寺で暮らすメンバーが増えたり減ったり。どんな動きになるのやら。冬頃にまた何か出来たらと思っています。

☺︎kaffa佐渡

5月は留守番店長です。月曜日と木曜日休み。

2日から11日迄は、私たちと犬たちも佐渡へ。群馬の推しの美味しい物たちを持って行きます。4日木曜日は営業します。https://instagram.com/kaffasado?igshid=YmMyMTA2M2Y=

隣の廃ホテル、玄関の松ぼっくりが時々移動するのが謎すぎて不思議佐渡島。

4月の予定です。

出店

23日 上毛マルシェhttps://instagram.com/latelierbrocante_antiquitefr?igshid=YmMyMTA2M2Y=

30日 春の古道具市https://instagram.com/vintage_festival.tomioka?igshid=YmMyMTA2M2Y=

kaffa佐渡

なんとなくオープンは4月半ばの予定です。

米粉の鯛焼き 千十万

焙煎を始めた頃、後5倍の焙煎するようになりたい、と思ったのですが、まさか1キロ釜で5倍焙煎させてもらえるとは思いませんでした。またトンチンカンに夢が叶ってしまった。

値上げのお知らせ

値上げのお知らせ。

2023年1月からkaffablend、Guatemala単品EthiopiaMoccaharrar単品を値上げ致します。

ネットショップの商品説明に価格を記載しました。
Guatemalaが大きく変わります。

よろしくお願い致します。
店主より説明を。近いうちに。

12月の予定です。

出店
10日(土曜日) クリスマスマルシェ @富岡倉庫広場としるくるひろば
@tomiokasokohttps://instagram.com/tomiokasoko?igshid=YmMyMTA2M2Y=
12日(月曜日)marché de Noël
@latelierbrocante_antiquitefrhttps://instagram.com/latelierbrocante_antiquitefr?igshid=YmMyMTA2M2Y=

kaffa吉祥寺 
1日木曜日、テイクアウトでお弁当とコーヒーあります。kaffaの弁当はこれで暫く休みです。
毎週土曜日にはkaffa吉祥寺で愛農普及会の弁当があります。名店野路のパンを使った弁当とパンの販売などあります。
@ainouhukyukaihttps://instagram.com/ainouhukyukai?igshid=YmMyMTA2M2Y=
@noji_______https://instagram.com/noji_______?igshid=YmMyMTA2M2Y=

kaffa吉祥寺の再会は5月を予定しています。またよろしくお願い致します。

コーヒー豆
年内の焙煎、発送に変更はありません。

値上がり
先ずはガテマラです。1月より200g1,700円に上がります。カファブレンドもガテマラ分値上がりします。 
エチオピアハラーは次の仕入れ先が見つけられず、カファブレンドの危機が2023年中に訪れます。30年近く続いたハラーとの別れが来るのかもしれません。
コーヒー屋として争いの無い世界を切に願います。

12月のkaffa家。
後半から2023年3月にkaffa佐渡をオープンすべく店主は単身佐渡へ。5月に赤城に戻るまでおけさ人。
次男は18歳で成人。 左なのか右なのか揺れる若人。

12月もよろしくお願い申し上げます。

11月の予定です。

出店 
富岡市役所 しるくるひろばで、
13日(日)動楽市
https://instagram.com/dourakuichi?igshid=YmMyMTA2M2Y=
27日(日)秋の古道具市
https://instagram.com/vintage_festival.tomioka?igshid=YmMyMTA2M2Y=

kaffa吉祥寺
カレンダーの赤マルにオープンします。

コーヒー豆
在庫の生豆が無くなると順次逃れられない値上がりの波に飲まれます。
大きすぎる波が見えてきましたが、まだあんぐりと眺めています。

価格の変更が決まりましたらお知らせ致します。

kaffa佐渡計画

動き出してしまった「kaffa佐渡」計画。

ずっと佐渡に拠点が欲しいと思っていた。犬たちを連れて、いつでも、誰とでも、気がすむまで滞在できる建物を。

だが、しかし、頻繁に佐渡へ渡るのも交通費、滞在費などを考えると、経済的に無理だとも考えていた。フェリー代だけで、往復50000円(車1台、大人2人、犬3匹、2等)なのである。

元々、佐渡へのご縁は、ECのハーバーマーケットに出店するという「商売」だったし、やはり、商売を絡めなければ、やすやすとは動けない。吉祥寺と同じである。交通費を稼ぐための商売。

だから、佐渡の拠点は、商売もできる必要があった。

移動トレーラーで、佐渡のあちこちで移動コーヒースタンドをやるプランもあった。冬、佐渡の北の方の誰も居ない海辺で荒れ狂う日本海の波の飛沫を浴びながら、コーヒーを淹れる。これをドローンかなんかで動画を撮って、InstagramYouTubeで流す。佐渡中のあちらこちらで、四季折々、その風景と音とコーヒー淹れるだけの動画チャンネルは、うまくやればそこそこ人気が出るのではないだろうか?そうすれば、もう少しコーヒー豆が売れて、佐渡往復のお金の心配は要らなくなるのではないか?とかも、考えました。これは、佐渡の観光振興事業のひとつとして助成金すら貰えるかも、とまで考えました。

でも、kaffaバスは売ってしまったし、新たに移動販売車兼キャンピングカー(犬3匹付き)や、ドローンを買うみたいなのが可能な資本家ではないので、机上の空論だし、そもそも、それをやりたいのか?と自問すると、やりたくはない。そこでコーヒー淹れるのは良いけど、撮影してどうのこうのというのが、マーケッティングみたいなのがやりたくない。

では、オーソドックスに、どこでも良いから拠点でコーヒースタンドやれば良いじゃんと言っても、コーヒースタンドでコーヒーを普通に売って、佐渡汽船のフェリーに乗れるか?ECとか、イベントならともかく、例えば、佐渡のひとけの無い海も見える山の中に、ちょうど良い拠点を手に入れて、そこでコーヒースタンドをやっても、お客さんはたぶん、来ない。

イベントでもない限り、コーヒスタンドで佐渡汽船のフェリーには乗れない!のだ!

佐渡汽船のフェリー代を軽々と稼ぎ出す商売が可能で、犬3匹が一緒に住めて、海が見えて、我々にも支払える家賃で、欲を言えば、近くに民家はなく、佐渡に、できれば南佐渡に貸家が在れば。というのが、kaffa夫婦の長年の欲望でした。

そんなうまい話があるわけがない!じゃないですか?

ところが、あったのです。

「人里離れた」という条件以外は、うってつけ、というか、面白い建物が、あったのです。

小木港まつりが終わり、今回佐渡最後の夜。お世話になった家族の晩御飯に混ぜて頂く。

話の中で、「どうだろ?あそこ。」

「あ、あそこでコーヒー屋やれば良いじゃん。」「一等地!」「みなと公園正面!」「フェリーターミナルから見えるし!」「朝、モーニングとかさ、朝からやってるお店無いから!」「家賃もたぶん、安いよ!」

そんな建物あったっけ?という感じだったのですが、話を聞けば聞くほど、やりたくなってきました。その建物、関わっている佐渡の人たちの話。

で、翌朝、帰る日の朝、さっそく、その建物を見に行きました。中を覗いて見たりもしましたが、奥に深い建物で、全貌は不明。一見、崩れかけた古いお店。2階部分を大きく覆う巨大な古いブリキの看板が目立つといえば目立つ。

建物正面が、街路樹の銀杏の木によって目立たないけど、確かにあった。

が、その時点での僕の印象は、「難しいな。」だったような気がする。これをkaffaなりのお店に改造するのは大変だなあ、と感じた。その建物の外観には何の魅力も感じなかったからだと思う。

それから、友人が鍵をもっている方を電話で呼んでくれて、1時間後には中を見ていた。一階は、とにかく奥に深くて、後から送って頂いた図面によると、間口約8m、奥行約18mの建物で、2階は間口4.5m✖️8.5m位の広さである。

2階に登って初めて、この家が元々かなり古い家である事がわかった。2階を見て、僕は、「ここでやりたい」と思ったような気がする。

二階の港側。看板の裏。ここを窓にしたい。
2階の反対側。窓から、奥のブロック積の屋根の上に出られる。

たぶん元々は、細長い敷地に建つ小さな二階屋だったところへ、時代が下がって、後方にブロック積の建物、さらに、下屋を継ぎ足して作られているように思われる。最終的には敷地全部を屋根で覆う形になっている。ブロック積の壁と、崩れそうなコンクリート天井の部分は面白いと言えば面白い。その他は、木の構造に外側にトタン類、内側はボロボロの化粧合板の壁。隙間は色々ある。

店の奥
奥の片側はブロック積。左手に下屋。

焙煎人は建物にうるさい人である。その彼女が、初見で「決めた」のは人生2度目の事だそうだ。

改装計画ではなるべく、古い家の構造を剥き出しにしていきたい。現状では、2階では見えるが、1階では古い家の構造が合版と天井ボードとトタンに覆われて隠されている。

改装の手始めとしては、これらを剥がしていく事から始めるつもり。少なくとも、これには費用は、ほぼかからないし。

来春までの計画では、一階の手前の部分をカウンター付きの店舗にする。2階を居住空間にする。

2階妻壁を覆う看板を撤去して、新たに妻壁を造って窓にする。これは、少し大変な工事かも。しかし、これをしないと、2階からせっかくの港が見えない。海からの朝日を浴びる窓は、ぜひ欲しいから頑張りたい。

お店は、コーヒースタンドとして、コーヒー淹れたり、豆を販売したり、モーニング等の軽食や、おやつを提供したり。基本的にテイクアウトで、目の前のみなと公園で、フェリーに持ち込んで、等のご利用を考えている。

6時からオープンで。

コーヒースタンド以外には、「ちょっとした佐渡のお土産物屋」を考えている。

佐渡で物作りをしている方々のもの。縁のある、量産品ではない、土人形、藁細工、竹細工、陶芸、木工品、加工食品、コーヒー豆などを展示販売したい。フェリーに乗る前に「ひとつとして同じ物のない佐渡土産屋」で。

一階は、コーヒースタンドだけとしては、かなり広いので、もし、計画がうまく行くようで資金のメドがたったなら、客席やギャラリースペース、イベントスペースみたいな空間にしていきたい。

今のところ、色々と「竹」を使うつもりでいる。内外装、什器、家具など。

竹は刈ってくる労力さえ厭わなければ、タダ同然で手に入る。

10年以上前、佐和田の商店街のお土産物屋さんが閉店セールしていた。そこで、格安で買った佐渡の竹ザル。僕は別に民藝品に詳しくはないけど、あのザルは好きだった。

佐渡は昔から良質な竹が育ち、竹細工等の竹工芸が盛んだったし、小木も竹細工の中心地であったらしい。

古ぼけた「小木竹工センター」という看板もある。いつも気になっているのだが、開いている気配がない。調べた所、今小木で活躍されている竹細工工房さんが一軒あるだけだ。

佐渡の竹工は、これからの時代、復興すると思う。ただ同然の美しく丈夫で軽く、加工も容易な天然材。再興に必要なのは、技術、道具の継承と、若い意欲ある人々である。たぶん、需要は増えてゆく。「竹細工やりたい人」も僕の周囲には増えているように見える。

佐渡には、少なくとも10年以上前から、「佐渡バンブークラブ」という竹愛好家の皆さんが居る。アースセレブレーションで、毎年のように、竹のシェルターを作ったり、素浜海岸で、竹の大人と子どもの遊具を作ったり、両津の公共スペースの外観を竹で覆ったり、竹の楽器作り等、「竹大好きなんだろうなあ」という人たちが居ます。

kaffaがアースセレブレーションのハーバーマーケットで竹のお店作りを始めたのも、彼らが作った竹シェルターに刺激されたからです。

彼らはたぶん、竹を使っていろんな事ができるのだろう。これから佐渡で色々教えていただきたいと思っています。

竹にこだわる事で、佐渡の竹工芸再興に、少しでも貢献できたら、と思う。とりあえず、店の奥は、竹細工作業場にはできそうなので、僕も竹ザルに挑戦するつもりです。

kaffa佐渡は、年中できない。たぶん、年間45回位しか往復できないのではないか?我々夫婦で営業できるのは、たぶん年間150日に満たないだろう。

我々の留守中は、「誰かやりたい人が居れば、やってもらう。」スタイルで考えている。コーヒースタンドやってみたい佐渡在住の人。誰でも良いわけではないけど。自分の作品展示しながら、コーヒースタンドやりたい物作りする人とか、もちろん、マイクロロースターさんたち。コーヒー好きな人たち。とにかく小木の一等地?で何かやりたい人たちが気軽に使えるスペースとして開放できたら良いなと思う。

若い人にとって、これから佐渡でどう生きるか?「半農半X」「半芸半X」「半漁半X」「半遊半X」。結局の所、「必要なお金を稼ぐ為の半X」をどうするか?その時、小木の店はアイデア次第で、面白く使えるのではないか?

あとは、ぜひ僕が佐渡に来て欲しい人たちが何人も居るので、その人たちが佐渡で楽しく商売して、佐渡汽船のフェリー代、美味しいお寿司代を稼ぎ出しながら、短期間でも滞在型商売が可能なように整えたいなあ、という願いもある。

佐渡の人たちをその人たちに紹介したいし、その人たちを佐渡の人たちに紹介したい。そのような拠点にしたい。

結局、佐渡に行った…そして ②

両津から目的地小木へ向かいました。1時間弱のドライブ。いろんなルートがあるけれど、最短時間はやはり、国仲平野を抜けて真野、真野から海岸線を通過して小木。

初めての佐渡もこのルートだったなあ。真野には、アースセレブレーションで毎年お世話になった「五島牛乳」さんがある。我が子に言わせると「五島牛乳」は世界一旨いらしい。(僕は牛乳をストレートで飲まないのでわからない。)

人生で初めて佐渡の海に触れたのは、途中の「人面岩」の海岸だったなあ。

アースセレブレーションの3日間、毎朝、五島さんに牛乳を受け取りに通った道。3年ぶりに嬉しい。

ちなみに、僕は佐渡島では運転は全く苦痛ではない。海が見えたり見えなかったり、佐渡独特の古い民家、田んぼ、竹林、柿園。それらが夏の青い空と白い雲、そして海と光。一日中でも運転してられると思う。

2年間のご無沙汰にもほとんど変わる事のない風景の中、小木に向かう。

ここ10年近くは、ずっと羽茂大崎という里でお世話になっていたが、今回は小木の町中。アースセレブレーションが行われる町。直江津~小木航路の町。今は残念ながらジェットフォイルのみの運行だけど、来年春には、カーフェリーが復活する。小木にはやはり甲板がちゃんとあるカーフェリーが必要だと思う。「送り太鼓」のためにも。

この町で、佐渡の夏を締めるような「小木みなと祭り」が毎年ある。たいていアースセレブレーションの翌週だ。今までに一度だけ「小木みなと祭り」まで佐渡にいた事があった。一度だけアースセレブレーションが終わった翌々日に小木みなと祭りが行われた年があった。なぜかは知らないけど。その時は、「花火大会」だけを見た。「みなと祭り」というより「花火大会」だと認識していたような記憶がある。

今回、この「小木みなと祭り」を楽しむ事をメインのつもりで来た。(とは言え、祭りは言い訳のようなもので、とにかく佐渡に来たかっただけなのだが。)

羽茂高校郷土芸能部の若い友人がこの祭りの舞台で踊るというので、それを観るのが目的のひとつ。というか、彼と彼の妹にただ会いたかった。彼らと我が子2人と一緒に過ごす時間、そして彼らの家族、周囲の人々とアースセレブレーションが僕たち夫婦を佐渡に惹きつけてきたのだと思うくらいだ。

ああ、彼らの周囲のいろんな人たちが思い浮かぶ。その人たちとの出会い、人となりをここに書き連ねても良いのだが、やめておこう。どんなに言葉を尽くしても伝わらないような気がするし、独りよがりで嘘っぽい気がするから。僕は、どうしたって年に一度やってきて勝手に感動して帰って行く部外者なのだし。便宜上、友人と呼ばせてもらったりもするけど、実際には、彼らの事を深く知っているわけではないし。ただ、彼らが、彼女らが僕にとっては、とても大切な存在で、彼ら、彼女たちらが健やかに佐渡に居るというのが、とてもありがたいと思う。

ちなみにこれ位は良いかな?と思う話。いま中学生の女の子の話。彼女と親しくなったのは、たぶん彼女が小学生低学年位の頃だと思う。

僕は誰かと立ち話をしていたのだと思う。側には彼女がいた。たぶんうちの子どもたちも彼女の兄もいた。会話中に、突然、彼女が僕の顔の前でパンっと手を叩いて、注目させた。で、「ねえ、ねえ、おじさん!」僕は思わず彼女を見た。「何⁉️」「おじさん、なんでそんなに老けてんの?」「えっ⁉️」たぶん、横からしげしげと無遠慮に僕の顔を見てたんだと思う。そしてそれが素直な心からの言葉だったのだと思う。一同爆笑である。全く不快ではなかった。喜びすら感じた。彼女は真っ直ぐだ、今でも。

まあ、そのような(どのような?)人たちが佐渡には居る。少なくとも今のところ、僕は佐渡で嫌なヤツに出会った事はない。

さて、小木に到着。土曜日の午後。小木に着いて気がついたのは、「小木みなと祭り」は土日の2日間。そして土曜が花火。ずっと日曜日が祭りだと思っていた。だから前日に落ち着いて、翌日の祭りを楽しもうという腹づもりだったのだが、祭りは既に始まっていたのだった。

居候先は友人のお店の奥。お店には沢山のお客さんが並んでた。そこで挨拶もほどほどに、とりあえず、早朝3時からの長旅でうんざりしているであろう犬たちをフリーにする為に素浜海岸へ。小木から車で15分。長い砂浜の海岸。海水浴場以外には人っ子一人居ない。そこで、犬たちをフリーにする。  

4年前のアース後の夜、撤収解体した竹のお店の竹の一部をここで燃やした。そこでシイやんが爆ぜる竹の音にパニックになり行方不明。3日間殆ど眠ってない激務のコーヒー屋稼業の後の必死の捜索で翌日の昼過ぎに発見、ギリギリ帰りのフェリーに間に合う、という事件もあったなあ。泣きそうになりながら車で捜し回りながら、最後、バックミラーに後ろから追いかけて来るシイやんを見た時、嬉しかったなあ。あの時、キャンプ中のアース出店していたご夫婦も長い時間、捜してくれたんだよなあ。彼らも疲れてたはずなのに。JAのお店の職員さんが「お客さんが今朝小木に向かう道で黒い犬を見かけたらしいですよ。」とわざわざ電話で教えてくださったんだよなあ。

10年、いろいろあったなあ。たくさんの人に助けていただいたなあ。

もう、何を書いているのか、次から次へと思い出が

ごめんなさい。このブログでお伝えしたいことは、最終的には「kaffa佐渡」計画の事なんだけど、なかなかそこまで辿り着きません。

せっかく書いたので書き直しはしないで、この続きはまた!

結局、佐渡へ行った!…そして!①

コロナ陽性者激増で、お盆前から8月いっぱい佐渡に滞在して、コーヒー淹れながら、お盆、アースセレブレーション、小木港祭り、海を堪能する計画を諦めたkaffaです。

毎日、佐渡市の陽性者数を確認し、減少に転じる奇跡を願いつつ、ずるずると夏が終わっていきました。

佐渡行きに備え、吉祥寺の営業は休み、赤城山で細々としたコーヒーの注文に応えながら、激増したり、ちょっと減ったりする数に悶々としながら、アースセレブレーションも諦めたのでした。

時折配信されるアースセレブレーションの動画を観ながらも、僕の心には祝祭はなく、逆に、後悔のような、佐渡に行けたのにもかかわらず行かない決断をした自分自身が辛くて、祝祭3日目には鬱状態?のようになっていました。

佐渡に、犬たち共々行きたい時に何の気兼ねもなく滞在できる拠点さえあれば、と何年も思い続けて来ましたが、今回、不動産情報を見てはGoogleで場所を確認して「場所だけでも見に行ってみる?短期間なら大丈夫じゃない?」などと提案してくる焙煎人に、不思議と乗り気になれず、日に日に無気力になる。やる気も湧かず、これではいかんと思いつつも、その気分を打開できない。

ここ数年、体力、気力も衰え、「ああ、歳なんだなぁ。」と老けこんでゆく中、本拠地赤城山も、吉祥寺も、やるべきことにも手が出ず、中途半端な衰退ムードに支配されておりましたが、それを払拭すべく、楽しみにしていた3年ぶりの佐渡を諦めた事でネガティブに拍車がかかり、「あー、どうせ老い先短いし、お金もないし、今さら佐渡に新拠点なんて無理無理。」「死んでしまう前にあと何回佐渡に行けるのかな?」「そもそも、こんな気分で佐渡に行ったところで何をするのか?」「このまま眠って目覚めないのも楽で良いなあ。」などとドツボにハマっていく思考。うっすらとした希死念慮と言うのでしょうか。

でも、何となくですが、「行けば何かがあるはずの佐渡」という経験の積み重ねからか、最後まで佐渡行きのチャンスを諦めきれずにおりました。

お盆が終わり、アースセレブレーションが始まり、予想通り陽性者数は増えていましたが、821日の128人をピークに、22日に80人、翌日に72人とチェックし始めて初めて2日連続で陽性者が減りましたし、SNSでチェックする限り、佐渡が大変な状況に陥っているとも見えません。

もしかしたら行けるかも。小木みなと祭りだけでも行きたいな、と考え始め、焙煎人と相談してたら、東京の娘も「行くなら行きたいな、佐渡」とLINE。これが実は大きかった。

そして825日。もしかしたら、佐渡のみなさん、あちこちで発症したり大変なのでは?と危惧しつつ、思い切って佐渡の友だちに恐る恐る連絡してみました。すると、「全然大丈夫!」とのありがたい返事。

急遽、無料のPCR検査を受け(結果は27日に出るという)、バタバタと準備し、検査結果はまだ出てなかったものの26日に翌日土曜日の新潟港発の佐渡汽船のフェリーを予約。東京から2年ぶりに娘を赤城山に迎え、準備におおわらわ。

もはや鬱状態ではありません。行けるとなると俄然元気が出てきてワクワク。バリバリと準備を進め、夜には予定より早く検査も陰性を確認できて、2時間程眠り、早朝3時に赤城山を出発し、下道で新潟港まで。出港2時間前に新潟港に着き、犬たちと散歩して、朝食に「ながも蕎麦」を食べ920分発のフェリー「おけさ丸」に乗り込みました。

運河のような狭い新潟港で、お尻だけ舫い綱を外さずに運河を塞ぐようにUターンして出港するのが好き。

3年ぶりのフェリー。2時間30分の船旅。甲板のペット連れコーナー。遠くに見える佐渡島。念願の佐渡島。

佐渡汽船、ペット連れには快適。甲板にも、室内にもペットコーナーがある。片道500円/1匹位。

827日、1150分、3年ぶりに佐渡島に上陸。何が違うのだろう?

東京の空気、赤城山の空気、佐渡島の空気。そしてそこに居る自分。その違いを言葉にできるほどの鋭敏な感覚はないのだけど、明らかに違う。非日常である、という事も大きいのだとは思うけど。

つづく…。