kaffa blog

kaffa店主と焙煎人夫婦が、コーヒーにまつわる何かを書いていきます。ツモリでしたが、焙煎人はTwitterの方が好きみたいです。出店情報とか、こいぬ情報とか焙煎中情報とかは、焙煎人のTwitterとinstagramで。

新しいエチオピア ハラーについて

先月からスタートした新ハラーのkaffa。1ヶ月間飲み続けた今の感想を書いてみます。

一言で言って、「すごい」。知らなかったハラーの世界。味と香りの宝庫。

だが、kaffaが焼くハラーを飲んでも、その味と香りの宝庫を全部感じることはできないのが、少し残念ではあります。

kaffaが求める味にするために、宝庫の中のかなりの部分を殺しているのは間違いないと思います。深煎りとは、そういうことだと思います。

でも、このハラーには、多くを犠牲にしてでも引き出す価値のある(あくまで僕にとってですが、)チョコレートの酸味があります。

まだ、QUEEN CITYもNAFISIFIも数回づつの焙煎の中で微調整しているつもりのkaffaです。今までのハラー ボールドグレインは、今思うと本当に難しかった。狙い通りの味になることが少なかった。原因はわからない。あるはずの味が再現できないことに悩むことが多かった。

新ハラーは、すごい。微調整の中で、狙い通りの味に近づく。

初めての焙煎は、kaffa的には、少し浅めでやる。味を確認する。毎日何度も飲むから、経過の味も知る。

色んな味と香りがあり、とても強い。これでも良いのだが、次はもう少し深く焼く。毎日飲む。

おいしそうなポイントは、初回と2度目の中間にありそうと思い、3回目。狙いの味がある。狙いに近づきつつ、新たな複雑さも感じて、未知の楽しみがある。焙煎の調整に素直に反応してくれる感じがします。実はうちの焙煎人が天才なのかも知れませんが。

あるいは、ビギナーズラックというやつで、たまたまうまくいっているのかも知れない。これからが楽しみです。ながーく付き合っていきたいと思います。

Royal Coffee さんから買って本当に良かった。

カファブレンド、ブレンド2、エチオピアハラー単品の値上げのお知らせ。

いつもkaffaのコーヒー豆を買っていただいているみなさまへ。

kaffaが25年以上、主力として使ってきた「エチオピアハラー ボールドグレイン」という銘柄ですが、ここ数年、毎年のように値上がりし、さらには、商社に在庫がない状況が一年に一度くらいの頻度で起こるようになりました。

理由は定かではありませんが、日本のコーヒー業界で「ハラー」は、あまり求められてはいないようです。2年間くらいは、商社の定温倉庫で保管中の在庫が流通していたのではないか?と思わせる感じもありました。

考えてみれば、「エチオピアハラー」を「売り」にするコーヒー屋なんてあまり無い。

サードウェーブ以降、高品質で少ロットの生豆が世界中から多種類流通するようになっているように見える。その中で「ハラー」というブランドは埋没している。エチオピアなら、イルガチェフェとか、諸々のスペシャリティたち。

この事態は、コーヒーの世界がひろがる進歩だと思う。しかし、そうなると、大量にリスクを負ってハラーを輸入する「旨味」が、日本の商社にはない。

「ハラー好き」なkaffaとしては、死活問題でしたが、今年、アメリカの「Royal Coffee」という会社から、「ハラー」を買いました。

なんと、3種類のハラー。ハラーだけで3銘柄ある!今使っているのが、「Queen City Harrar」。さらに期待の大きい「Nafishifi East Harrar」。そして、オーガニック認証付き「Organic Harrar」。ついでに、イエメンから、「Yemen Moka Sanani」も買いました。全てナチュラル。素晴らしいイスラム的(イメージ)なラインナップです。だいたい1年分のつもりです。生豆保管庫も今週中には完成するはずです。

「同じハラーでも、こんなに違うのか!」と思います。ハラーに関しては日本はガラパゴスみたい。びっくりしました。

輸入の経費を含めても、今までの価格と大差なく、高品質のハラーが買えたと思いますが、そろそろ小売価格を抑え切れない状態になっている上、ナチュラル精製イスラム選別?のハラーには「選別」の手間がかかり、従来は「kaffa内サービス残業」でしたが、出来るだけ価格に転嫁していこうと思います。

お客様には、なるべく安くいい豆をと思っていますが、今回、ハラーを使う品に関して、若干の値上げをお願いいたします。100gあたり50円~70円の値上げとなります。その他、ティモールとグァテマラは、変わりません。

来週(7月9日~)から新価格となります。

これからも、よろしくお願い申し上げます。

新しいハラーに変わっています。

新しいハラーに変わって、一週間弱だと思います。

一言で言うと、「驚いています。」25年間以上、僕と焙煎人は、「エチオピア ハラー ボールドグレイン」という銘柄の豆と付き合ってきました。日本で普通に買えるハラーは、僕たちが知る限り、これしかなかったし、これが「好きだった」のだろうと思います。

で、急にロイヤルさんのハラーに変えた。まあ、ハラーなんだから、そんなに変わんないと考えていた。

焙煎人が、初めて焙煎機で焙煎した「クイーンシティ ハラー」主体のカファブレンドを飲む。

まず、香りが強い。味も強い。強烈過ぎる。僕たちが今まで持って来たイメージで言えば、イルガチェフェとか、高い方のイエメンとかに感じるものに近い。

個性的過ぎるかもしれない。

今までのカファブレンドは、毎日何度も飲み続けられるコーヒーだと思ってました。

新しいカファブレンドを初めて飲んだ時は、そこが、心配でした。

でも、一回や二回飲んだぐらいで判断できるほどの感覚はないので、あれから毎日飲んでいます。

毎日飲み続け、一週間弱。今の気持ちを正直に言うと、「いけるかな?」カファブレンドとして。多少の変化はあるけど、悪い変化では無いのはわかります。すごいです。

たぶん、サードウェーブの前後から、きっと産地での精製が進化しているのだと思います。

コーヒーの持つ成分を最大限に生豆に残すために進化している。

それをカップまで、と言うのが「サードウェーブ」の本質の一部だと思います。よくわからないけど。

そういう意味で、新しいハラーは、ガラパゴスだったkaffaをびっくりさせてくれました。

このポテンシャルをどこまで生かせるのか?今後の変化にも、ご期待ください。少なくとも、飽きない。うまいような気がする。深く煎った時の甘いような酸味もかなり濃く感じられる時があります。

楽しみになってきました。

欠点豆はかなりあり、2割ぐらいは捨てる感じだけど、残った豆は濃縮されたコーヒーの実を感じさせるいい豆です。

輸入許可通知書

まさかのX線検査不合格、検査所を変え、開封検査。運送屋さんから電話があったのが16時20分。開封検査には立会いが必要で、慌てて車で検査所に向かう。大渋滞の海底トンネル。開封検査の場所に着いたのが16時43分。X線検査でダメってことは何かいけないものが隠されてたのか?

開封検査の係官の人たちも、時間がないことはわかってくれてた。今日お世話になったみなさんが、時間がないことをわかってくれてた。突然、事前相談もなく現れた素人。群馬から来ていて、今日中に全て終わらせたい!kaffaの気持ちを理解してくれてた。感謝!

本当なら、X線検査も無しで通して欲しかったけど、まあ考えてみると、怪しいよね。麻袋の中身。何でも入る。武器とか、麻薬とか。

開封検査は、結局、植物検疫の時に開いた穴を塞いだガムテープを剥がして、中のコーヒー豆を確認してOKとなった。X線検査では、コーヒー豆の形は見えないそうだ。影になったり、塊に見えたりするらしい。

合格の書類をくれて、「税関には電話しといたから。」「さあ、急いで!」といった風情で送り出してくれた係官と運送屋さんを残し、今度はガラガラの海底トンネルを抜け、飛ぶように税関にもどる。3階まで駆け上がる。係官の人たちが全て準備してくれてる。納付書で消費税を払う。ここで、17時、終業ののチャイムが鳴る。カウンターの中からプリントされたばかりの「輸入許可通知書」を手にして担当の係官さんが来る。「次回は、検査があるかどうかはわからないけど、ある前提の車で来て下さいね。それと、午前中に。」「わかりました。ありがとうごさいました。」

ちょっと残業させてしまいました。ごめんなさい。

階段を降り、駐車場で車に乗り込む時、帰りのバスを待っているのであろう他の部署の税関職員の方々が列を作っていた。

植物防疫所、東京検疫所、ブルーウィング(保税倉庫)、東京税関大井出張所9課?のみなさん、壱番屋(運送屋)さん、ありがとうございました。今日中に帰って来れました。ミッション コンプリート!

あー、つかれた!でも面白かった。大人の社会見学。

一年分のハラーを確保。後は、急いで保管庫作んなきゃ!今まで何をしていたのか?今日できることは明日やる悪い習慣。

通関中

コンテナを引っ張る大型トラックの大渋滞の中、朝10時に保税倉庫で植物防疫所の係官さんと待ち合わせ。倉庫に入り、荷物と対面する。パレットに積み上げられた麻袋12袋、ラップでグルグル巻かれている。

植物検疫は、パッと見てOKってのを期待してたけど、きっちり検査。エチオピア3袋、イエメン2袋の封を切り、中身をザルに入れ容器の上で揺する。結果全て合格。封を締め直し、60KGの袋をまた積み上げて、ラップでグルグル巻きにして終了。1人では無理だった。焙煎人と一緒に行って良かった。汗をかいた!

合格証を持って今度は、またしても大渋滞の中、食品検疫所へ。ここは、昼休み前で、待ち時間30分でクリア。合格証をもらった。

12:30に、いざ東京税関大井出張所へ。昼休みで13時受付。職員食堂で定食を食べる。昔の給食室みたいな厨房で、おじさんとおばさんがちゃんと作ってる。すげえ美味しいわけじゃないけど、ちゃんと美味しかった。

13時に受付。係官の人が親切にマンツーマンでパソコンでの書類の作り方を教えてくれる。これは、ミッションコンプリートか?と楽観視した途端、税関による荷物の検査が決定した。パレットのまま、X線検査装置を通すらしい。どうするんだろう?と思っていたら、何と、また保税倉庫に荷物を取りに行って、検査所に運んで、検査を受けて、保税倉庫に戻すらしい。これをわしの責任においてやらねばならない。

「お車は、荷物積めますか?」と聞かれる。カングーだから積めるわけがない。検査を受けないと今日中の輸入許可にならない。やはり出直すのか?

係官の人が教えてくれる。階下に運送屋さんが居て、彼に頼むことができるらしい。もちろん有料で。

18000円を提示される。うーむ。レンタカーを借りて自分でやる手もある。が、時間もない。保税倉庫に連絡して荷物を積み込み場まで下ろしてもらったりしなくてはならない。レンタカーをスムーズに借りられる保証もない。時間がない。

結局、18000円を支払い、運送屋さんに依頼することにした。税関の係官さんが、予約で一杯の検査所に無理矢理ねじ込んでくれた。午後4時からの検査。これに合格したら、消費税64200円を支払って晴れて「輸入許可書」がもらえる。

今、税関の駐車場で、待ってる。まあ、コーヒー豆しか入ってないはずだから合格は間違いない。

たぶん、税関が終業するまでには「輸入許可書」が手に入ると思う。

18000円がくやしい。次回は、トラックで来ること!

通関

ここ3日間をかけて、東京港に到着し保税倉庫に入っているコーヒー生豆を通関させるための準備をしていた。

本来なら、その豆たちを保管するための保管庫作りにシャカリキにならねばならなかったのだが。

全く想定外の作業。まあ、自分の世間知らずが原因だから仕方ない。

突然Expeditors Japanの方からメールが入ったのが、先週の金曜日。週末に荷物が入港するから、指定通関業者を教えてくれとのことだった。

「指定通関業者?」Expeditorsさんじゃないの?

10年前に、ROYALさんから輸入を試みた時には、ROYALさんの倉庫から荷物をピックアップするところから僕が手配しなければならない条件だった。アメリカ国内だけで商売するコーヒー輸入業者さんだったから。

で、今回、輸送の手配までROYALさんがしてくれるようになってた。まあ、当たり前だ。日本語サイトがあり、日本から注文を取っているのだから。すごく楽。リチャードさんにメールで「door to door」で、ってお願いしたら、OK❣️って感じだった。

トラックが来るのをただ待ってた。入港予定日が5月27日だったから「連絡が無いなあ。」とは時々思ってたけど、「まあ、通関とかあるしな。」と軽く考えてた。

そして6月1日のメール。とりあえず、その日のうちに分かったことは、door to doorでも、DDUという条件の契約。要するに、通関とか関税は含まれてない。

通関業務を自分でやるか、通関業者にお金を払って代行してもらうか。

Expeditorsさんも通関業務やってるんだけど、個人相手はやってない。kaffaさんは「法人登録」は?あるわけない。

さあ、Googleの出番だ。いっぱい検索したよ。通関業者に頼むのは、くやしいからやめた。

どんなものでも輸入は面倒くさいのだと思う。貿易用語もある。なんせ専門職の世界だ。

僕は別に輸入をしたかったわけじゃなくて、ただ欲しい豆が日本になく、ROYALさんにはあったから買っただけなのに、とても面倒くさい。

まずコーヒーの生豆は、植物であり、食品である。植物であるから、農林水産省の植物防疫所で検査してもらう。そのためには手続きがある。虫が発見されたら、大変だ。入国できない。

これに合格すると、今度は厚生省の東京検疫所で審査される。食品だから。もちろん、手続きがある。

これに合格すると、初めて通関の審査が受けられる。もちろん手続きがある。申告書を書く。コーヒー生豆は関税はかからない。消費税がかかる。計算する。ROYALさんに支払ったドル(東京までの運賃、その他払ったものほぼ全てを含む)を指定のドル円換算で、8%。110.3円=1$、東京税関のサイトのリンクを辿ると申告日とレートの表がある。

審査に合格したら、申告書で計算した金額を支払う。そうすると、「輸入許可書」が貰える。これをiPhoneでPDFにしてExpeditorsの担当の方に送ると、保税倉庫から、赤城山までの輸送の手配をしてくれる。

明日、保税倉庫で植物防疫所の係官の人と待ち合わせ、検査してもらう。そして、東京検疫所に行って、食品輸入申請と審査を受けて、東京税関大井出張所で通関手続きをします。

明日は金曜日です。このミッションをコンプリートしないと、来週また東京に行かなくてはならない。一度で済ませたい。

ノートラブルでクリアできますように!あーでもどーしても、嫌な予感みたいなものがあります。

6月24日(日曜日)吉祥寺

6月24日の日曜日、東京の吉祥寺でイベントをやります。

kaffa吉祥寺を貸していた「茶虎食堂」が、今月末で閉店します。長野で新しいクラさんたちのお店を始めると聞いています。

kaffaとしては、「茶虎食堂」が成功して、隣の「愛農普及会」が、「変だけど、確かな食材屋」として、広く認知されることを目標にしていました。さらに、あの庭を中心としたあそこで、おいしいものが食べられる食堂が、「愛農食堂」があればいいな、とずっと思っていました。

その形のひとつが、クラさんの「茶虎食堂」でした。僕らは、群馬にいて、たまにしか東京には行けず、結局、「茶虎食堂」の通常営業で客として行ったことがありません。

僕が客なら、空いてればラッキーなお店だと判断する。でも、たぶん、空いてない。狭い。天気が良ければ、庭や縁側でぼんやり待つのもいいけど。時間があれば。

でもやはり狭い。厨房が狭い故に、カウンターが高く伸びて、客席から厨房が見えない。あんな手の届くところで、料理が作られているのに。もったいない。がしかし、あの狭さではああするしかなかった。

吉祥寺の「茶虎食堂」は、とりあえず元の「kaffa吉祥寺」に戻ることになります。

その前に!「茶虎食堂」は、6月30日(土曜)が最終日ですが、その1週間前の6月24日(日曜)、あそこで、「愛農普及会」「茶虎食堂」「kaffa」、ゲストに「スプンフル」「あっちゃふあーむ」「農園智羅」「monsoon donuts」「工房チャツネ」の皆さんをお迎えして、

「さよなら茶虎食堂!帰って来いよ!スペシャル」と題して、のんびり、おいしいものを食べて気持ち良くなるはずのイベントをやります。

みなさんが何を食べさせてくれるのか、まだ全貌は未定ですが、kaffaは、いつも通りコーヒーを淹れます。

狭いし、雨の心配もありますが、できるだけみなさんがくつろげるように、頑張って準備したいと思います。

食べものではありませんが、縁側の魔術師「チャイちゃん」の貼り絵屋もあります。

6月24日(日曜日)です。東京吉祥寺のはずれです。ぜひ。

カッピング後の懇親会

カッピング後の懇親会ですが、会費制3000円(ワンドリンク付き)とします。カッピングだけの参加は無料ですが、懇親会へもご参加を全力でおすすめします。

サンデールームとバーゼを知る人であれば言うまでもないことですが。

kaffaが、絶大な信頼を寄せている料理人です。サンデールームの三姉妹とバーゼのシェフが、とびきりの食材を使って、何かを作ってくれます。

サンデールーム、バーゼともに、このイベントへの参加は「商売ではなく、楽しそうだから」やってくれることをご理解ください。サンデーさんの食材とか会場とかの経費、バーゼに交通費くらいは包みたいので。

まあ、終了後には、3000円の使い道としては、ここ数年ではベストくらいの感じで大満足は間違いないです。

カリフォルニアから来たリチャードさんも少しびっくりさせられるんじゃないかな?

彼は、今たぶん上海なのか。わからない。会場変更の打診をしたけど音信不通。了承ないまま進めてますが、まあ、大丈夫なはず。会ったこともなく、声も聞いてないですが、妙な安心感。リチャードさんのFBやインスタを見て、僕の中にリチャードさんの先入観が生まれています。カリフォルニアで、コーヒーの専門家として暮らす彼が、群馬のロースターやコーヒー愛好家たちと出会い、何を思うのでしょうか?サンデールームとバーゼのご飯に、何かを感じてもらえるだろうか?月末に来日して東京、大阪、群馬と連日のカッピング道中。たぶん、道中で一番うまいものを食べられると思う。

あと、懇親会には参加したいけど、そんなに飲み食いはしたくないって人がいらっしゃいましたら、ワンドリンクとか、ワンオーダーとか、数百円でも居られる方法も考えます。

もう一つ、コーヒー焙煎される方で、懇親会で自分のコーヒーを提供してもいいよっていう方は、お気に入りの豆と抽出道具ご持参の上、よろしくお願いします。

他のコーヒー屋に自分のコーヒー飲ませるの、ちょっと嫌かもだけど。kaffaは、ちょっと嫌。でもまあ、コーヒー愛好家同士、励まし合おうよ。個人で焼いてるコーヒーは、まずいわけがないから。ちがうだけで。

4月3日のカッピング、会場変更です。

ひょんなことからリチャードさん(ロイヤルコーヒー)のカッピングを群馬でやることになったわけですが、この辺で確認しておきたいと思います。

なぜ、kaffaは、やるのか?

カッピングは、リチャードさんがやりたがっていたのだ。

kaffaは、カッピングというものにあまり興味はない。意味はわかるし、そのスキルがあれば便利なのだと思う。

サードウェーブ系の人たちには必須なスキルだと思います。

kaffaのコーヒーには、必要ではないのです。そのスキルを身につけるためのお勉強が嫌なのが大きな理由ですが。

でも、今回のリチャードさんとのご縁で、エチオピアハラーとか、イエメンとか、リチャードさんが、あの豊富なロイヤルさんの豆の中から選んだ豆それぞれがもつ全ポテンシャルを味わうことができる。カッピングやる人には、本当にすごい機会なんだなあと、改めて思います。

kaffaとしては、10年前に「ロイヤルさん」を知った時から、ロイヤルさんに対して、イメージがあります。そのイメージは、僕にとっては良いイメージなので、今まで検証してないのですが、今回、良い機会なので、リチャードさんに、「ロイヤルコーヒーってどんな会社なのか?」問い詰めてみたいと思います。

願わくば、そのイメージを壊さない実像であることを願いつつ、このカッピングが楽しい集いになり、ロイヤルコーヒーファンがクチコミで増えて、ロイヤルさんのコーヒー豆が、日本の定温倉庫から、リーズナブルな価格で出荷されるようになれば最高です。

僕が10年前からロイヤルさんに持っているイメージ。

「創設した2人は、元ヒッピーのような人である。」

「コーヒー界のAppleと呼ばれている。(いい意味で)」

「コーヒー界のパタゴニアと呼ばれている。」

実像やいかに?

さらに、会場は、赤城山のkaffaではなく、前橋市内中心部の「サンデールーム」に変更です。

想定以上の参加希望者で、kaffaでは手狭となりました。

カッピングは、「焙煎する人」か、「焙煎するつもりの人」に限らせて頂くことになると思います。

思いのほか、野次馬が多くて嬉しいです。僕も野次馬の1人です。

野次馬の方々に朗報です。

カッピング後に、リチャードさんを囲んで、コーヒー談義食事会をやります。積極的にリチャードさんを質問責めにしたり、聴くだけだったりしながら、あのサンデールームの料理と、さらになんと、木曽のバーゼのシェフも、何か作りに来てくれます。

何やら香りの言語を喋る人たちのサークルを遠巻きに眺め、部屋に漂うコーヒーと料理の匂いを楽しむ。その後は、コーヒー談義に耳を傾けながらおいしいものを食べる。幸せに違いないはずです。

 

 

群馬周辺でコーヒー豆を焙煎している方々へ

群馬県周辺で、珈琲豆の焙煎をしている方々へ。

生豆、誰から買ってる?
ひょんなことから、こちら米国のロイヤルコーヒーのRichard さんが、いくつかのサンプルを持って、群馬でカッピングをしてくれる話になっています。

4月3日夕方、会場は赤城山?(未定ですが。)

Royal Coffee Inc. オークランド(カリフォルニア)発祥の家族経営の珈琲生豆専門の会社。「コーヒーにまつわる全てが好きだからやってる感」がすごい。そして、その生豆ラインナップ、それぞれの豆の深い情報とストーリーの発信。こんな業者に俺はなりたかった!

10年位前かな、エチオピアの生豆の残留農薬の件で、日本でエチオピア産の生豆が手に入らない状況が数年続いた。kaffaの主力はエチオピアハラー。困って、探して、このRoyalさんを知った。無茶苦茶な英語でメールして、シアトルからハラーを輸入する企てに、とても親切かつ合理的に対応してくれた。

この時は、結局、輸入(と言っても60kg×10)を諦めた。

この時は、エチオピア産の生豆は、全量のサンプル検査が義務づけられ、当然検査料も自腹で、残留農薬が検出されたら、廃棄処分で、補償なしという検疫のリスクを負えないのと、生豆をコンテナで混載して輸送してくれる業者を見つけられなかったから。

食品の輸入って想像を超えて大変なんだなぁと思った。

そして、去年の暮、いつもの業者にハラーを発注したら「ありません。」「いつ入荷するかは、商社に聞かなきゃわかりません。」「じゃあ、問い合わせてください。」とお願いしたんだけど、それっきりナシのつぶて。

大抵そんな感じ。どんな風にコーヒー豆がここにやってくるのか?産地ではどんな選択肢があり、それがどのような理由でどうやって選ばれて日本にやってくるのか?誰も教えてはくれない。問い合わせても、返事はない。kaffaは零細業者だから?わしは、そんな事が知りたいんじゃ。

で、Royal さんのサイトを久しぶりに見た。驚いた事に日本語のサイトがある!おお、Royal さんが日本に進出しとる!早速メールした。今度は日本語で。日本に事務所と倉庫があり日本人スタッフが居て…。と想像しながら。

アメリカから、Richard さんという人から、変な日本語だけどとても親切な返事が来た。

Royal さんには、エチオピアのハラーだけで、数種類の選択肢があるし、ハラーなどのエチオピアのコーヒー関係者と数十年来の長い友人だったり、ハラーナチュラル豆の高品質化と現地の生産者の生活向上のためのプロジェクトも支えていたりする。毎年エチオピアを始め、世界中を旅しているし、その様子も焙煎者と積極的に共有したいと願っているのがはっきりわかる。

ちょうど残留農薬事件の頃、エチオピアでのコーヒー豆取引の形態が劇的に変わった。ECXというやつだ。Royal さんのブログでは、当時からその問題点がきちんと、焙煎者に伝わるように情報が発信されていた。当時、僕は日本のコーヒー商社などのサイトもたくさん見たけれども、初期は全く情報が無かった。
日本のコーヒー界でも、エチオピアの豆は大きな影響をもつと思うのだが、そんな問題が、消費者にはもちろん、焙煎者にも全く伝わらない。伝えようとする意思すらないように思えた。

それは、kaffaが、たまたまエチオピアハラーを使い続けたい数少ない焙煎者だったから感じたことかも知れない。
実際、いろんな検索をしても、当時、「エチオピアが無い、困った!」という発信は、ほとんど無かったし、ハラーに限れば、皆無に等しかった。日本のコーヒー界は何事も無かったかのようだった。

当時の僕にとって、Royal Coffee が、少なくともアメリカにはある、という事が救いのようなものだった。

で、今年、いつもの業者にはハラーが無いと言われ、ロイヤルさんから買えるのもまだ先の話だし、ネット上で探した。ある卸業者に在庫があり、初めての業者だったけど、2袋(120kg)買った。選択肢は無い。届いた豆…。いつもと同じ麻袋。日本でハラーはこれしかない。…が、何だこれ?欠点豆の嵐。5kgの良好な生豆を得るために、焙煎人と2人がかりで4時間のハンドピック!
ようやく、一袋がなくなりつつある。あと60kg。

大商社が輸入し、仲介業者が僕に売る。どういう経緯でこうなるのかの説明はない。ハラーが欲しけりゃこれしかない!

4月には、Royal さんの、エチオピア直結、QUEEN CITY HARRAR が買える!楽しみで仕方ない。

去年の暮から、何度もRichard さんとメールでやり取りしたんだけど、10年前とは違って、何と、ロイヤルのコーヒーを赤城山まで配達するまでの見積もりができるようになってた。輸送業者とか検疫証明とかコミコミで。

10年前は、シアトルだか、オークランドだかの倉庫渡しで、倉庫から赤城山までの手配は自分でやれと言われたんだよ。便利になったねえ。

ハラーとグァテマラ混載で10袋。
できれば1袋づつ買いたいけど、運賃考えると…。
kaffaの約1年分を一括で、仕方なしと覚悟してね。でも置き場所がね。定温倉庫も無いし。10年前と比べるとかなりの円安だからトータルの価格を比較すると、今までの豆を買うより、かなり高くなるし。躊躇してた。

躊躇ついでに、Richard さんに言ってみた。「Royal さんが日本で倉庫を借りて、100袋くらいまとめて輸送して、日本で色んな豆を、個人や小さいお店に販売すればいいのに。絶対売れると思うよ。」

返信。「私は、今、日本の倉庫を探しています…。」

とても嬉しかった。実現するかな?するだろうと思う。

僕は、こんな人たちから、生豆を買いたい。

こんなやり取りをしてるうちに、何だか群馬でカッピングしてくれる話になっちゃった。恥ずかしいけど白状すると、僕はカッピングなんかしたことない。慌てて、カッピングをググッたよ。

焙煎する人!参加してね!まだ会った事もないし、買ったこともないんだけど、面白い出会いになると思います。

ちなみに、エチオピアのECXシステムは、最近改革されて、ロイヤルさんが訴えてた問題点は解消され、この4月からのハラーは、また以前のような素晴らしいものに復活するらしいです。

詳しくはこちら。英語だから四苦八苦して読んでね。